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倉敷のホテルが地元高校生考案のレシピ採用 「大原美術館の絵画」モチーフに

最終選考に残った岡山東商業高校と倉敷商業高校の5人

最終選考に残った岡山東商業高校と倉敷商業高校の5人

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 倉敷ロイヤルアートホテル(倉敷市阿知3、TEL 086-423-2400)で10月4日、地元高校生考案レシピのコンテスト「大原美術館に所蔵されている絵画をモチーフにした料理レシピコンテスト」の最終審査と表彰式が行われた。

モネの「睡蓮」をモチーフにした最優秀賞・原野さんのデザート

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 ホテルの「次世代の顧客育成」と高校の「進路キャリア教育」を目的に開かれた同コンテスト。県立岡山東商業高等学校(以下、東商)、県立倉敷商業高等学校(以下、倉商)の生徒たちが、「大原美術館」(倉敷市中央)の絵画をイメージしてオリジナル料理レシピを考案した。

 審査では、エントリーしたレシピ432点の中から、一次、二次選考を通過した5点が最終審査に駒を進め残り、大原美術館、東京藝術大学大学院などから招いた審査員が実食して審査を行った。

 最優秀賞に輝いたのは、東商1年の原野莉子さんがモネの「睡蓮(すいれん)」をモチーフに考案した「睡蓮ゼリー」。優秀賞には、倉商3年の長元咲雪さんがドガの「赤い衣装をつけた三人の踊り子」をモチーフに考案した「スモークサーモンとイクラのマリネ」、東商1年の河藤皐月さんがルソーの「パリ近郊の眺め、バニュー村」をモチーフに考案した「アンリ・バニュー・ミート」の2点が選ばれた。

 原野さんは「優しくて繊細なタッチが大好きで『睡蓮』を選んだ。水面の光や遠近感を再現するために具材や配置を工夫した。世界観を楽しんでもらえれば」と話す。

 受賞した3点のレシピは、同ホテル内フランス料理レストラン「八間蔵(はちけんぐら)」が提供する「蔵と名画コラボランチ」(4,104円)に採用される。

 レストランの営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~21時30分。「蔵と名画コラボランチ」の提供は10月15日~12月9日。

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