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倉敷の夏祭りに「多国籍応援団」、いつもの学ラン脱ぎ法被姿でエール

イベント開催に熱いエールを送る「多国籍応援団」

イベント開催に熱いエールを送る「多国籍応援団」

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 倉敷駅前の中央通りで8月21日、「多国籍応援団」が定番の学ラン・鉢巻き姿から法被姿に衣装替えし、倉敷天領夏祭りのイベントの一つ「OH!代官ばやし踊り」を披露する。

練習風景-膝、腰、肩にココナツシェルを巻きつけ、手に持ったシェルでたたき音を鳴らす

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 国や民族の異なる人たちが地域社会に溶け込み、安全に安心して暮らせる、「多文化共生社会」に理解を深めてもらうため、「多文化共生まちづくり倉敷の会」が2010年に結成した同団体。フィリピン、ニュージーランド、アメリカ、中国など、7カ国20人ほどの団員から成る。毎年5月~10月、月1回、数時間練習。倉敷市内外の国際関連イベントで、日本の伝統的なスタイルの学ランを身にまとい、上手な日本語でエールを送っている。学ランは学生服の主要生産地である倉敷市児島の企業から提供された。

 倉敷天領夏祭りへの参加は2度目。多文化共生まちづくり倉敷の会として参加し、祭りのハイライトでもある2種類の踊りのパレードのうち、振り付けに自由度が高い「OH!代官ばやし踊り」を踊る。振り付けはフィリピン出身者が、ココナツシェルでできた自国の民族楽器を使い、独特な音と踊りの組み合わせを考えた。

 「今年こそは賞を取りたい」と応援団員の白川浩司さん。「昨年の敗因はアピール不足。審査員の前でアピールできる時間が1分ほどあるのを知らなかった。それぞれ国や文化が違うので、まじめに練習したり、考えを一つにまとめたりするのは大変困難。団員の一番の特長はアピール力なので、たっぷりと存在感を主張して上位賞を狙いたい」と意気込む。

 開催時間は19時15分~21時30分

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